夙川・苦楽園|血の流れのお話③ 足の血液を心臓へ押し上げているのは、ふくらはぎです。
前回は、心臓から出た血液が、1分ほどで全身をひとめぐりしているお話をしました。
今回は、その帰り道のお話です。
◆ 足からの帰り道は、上り坂
心臓から送り出された血液は、足の先まで届けられます。
では、足の先まで届いた血液は、どうやって心臓まで戻ってくるのでしょう。
立っているとき、足は心臓よりずっと下にあります。
足の血液が心臓へ戻るには、重力に逆らって、下から上へとのぼっていかなければなりません。
しかも、心臓から遠く離れた足の静脈には、心臓のポンプの力がほとんど届きません。
そこで活躍しているのが、ふくらはぎです。
◆ ふくらはぎは、ポンプになる
ふくらはぎの筋肉のあいだには、心臓へ戻る静脈が通っています。
歩いたり、立ったり座ったりして、ふくらはぎの筋肉がぎゅっと縮むと、
あいだを通る静脈が押されて、中の血液が上へ押し上げられます。
筋肉がゆるむと、下から新しい血液が流れ込んできます。
縮んで、ゆるんで、また縮んで。
そのくり返しが、足の血液を心臓へ送り返すポンプになっているんです。
歯みがき粉のチューブを下からぎゅっと押すと、中身が上へ出てきますよね。
ちょうど、あんな感じです。
ふくらはぎが「第二の心臓」と呼ばれるのは、このためです。

◆ 逆戻りしない「弁」
押し上げられた血液が、筋肉がゆるんだとたんに下へ戻ってしまっては困りますよね。
足の静脈の中には、ところどころに「弁」がついています。
弁は、血液が上へ流れるときだけ開いて、下へ戻ろうとすると、ぱたんと閉じます。
押されるたびに、弁をひとつ越えて、また少し上へ。
リンパのお話の第2回でご紹介した、リンパ管の弁とよく似たしくみです。

◆ ポンプが弱くなるとき
ふくらはぎのポンプは、足を動かしてはじめて働きます。
そのため、
・長い時間の立ちっぱなし
・長い時間の座りっぱなし
・歩く機会が少ない
こんなときは、ポンプがあまり働かず、足に血液がたまりやすくなります。
夕方になると足が重だるい、靴がきつくなる、というのも、そのひとつです。
女性は男性にくらべて筋肉が少ない方が多いので、そのぶん、ポンプの力も弱くなりがちです。
◆ ふくらはぎのポンプ体操
かかとの上げ下げ
立ったまま、または座ったまま、かかとをゆっくり上げて、ゆっくり下ろします。
キッチンに立っているときや、歯みがきのあいだにもできます。
つま先の上げ下げ
座ったまま、かかとを床につけて、つま先をゆっくり上げて、下ろします。
ふくらはぎが、ぐーっと伸びるのを感じてみてください。
こまめに歩く
いちばんのポンプ体操は、歩くことです。
長く座っているときは、ときどき立ち上がって、少し歩いてみてください。

◆ 最後に
心臓が送り出して、ふくらはぎが送り返す。
2つのポンプが力を合わせて、血液はからだをめぐっています。
『かくれ家』の足もみでは、足裏を中心に、ふくらはぎまで老廃物をかき出していきます。
もみほぐしでは、足の先から頭の先まで、全身をていねいにほぐします。
次回は、「手足の冷え」のお話です。
寒くなると、どうして手足の先から冷たくなるのでしょう。
ふくらはぎのだるさが気になりましたら、
『かくれ家』にて、いつでもお待ち致しております。
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ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
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