夙川・苦楽園|リンパのお話② リンパを動かしているのは、筋肉と呼吸です。
前回は、リンパのもとが「血液からしみ出した水」だというお話をしました。
今回は、そのリンパが、どうやってからだの中を流れているのか、です。
血液には、心臓という力強いポンプがあります。
ドクン、ドクンと押し出された血液は、1分ほどで全身をひとめぐりします。
ところが、リンパには、心臓のようなポンプがありません。
それでもリンパは、毎日、全身を流れています。
いったい何が、リンパを動かしているのでしょう。
◆ リンパを動かす、4つの力
ひとつめは筋肉の動き。
これが、いちばん大きな力です。
リンパ管は、筋肉のあいだや、皮膚のすぐ下を通っています。
歩いたり、手足を動かしたりして、筋肉が縮んだりゆるんだりするたびに、
リンパ管がぎゅっと押されて、中のリンパが少しずつ先へ送られていきます。

ふたつめは、呼吸。
深く息を吸ったり吐いたりすると、胸やおなかの中の圧が変わり、
からだの奥を通る太いリンパ管の流れを後押しします。
みっつめは、リンパ管そのものの動き。
リンパ管の壁は、自分でもゆっくりと縮んだりして、中のリンパを少しずつ送り出しています。
よっつめは、外からの力。
リンパ管の入り口は、皮膚のすぐ下にあります。
そのため、皮膚の上からのやさしい刺激も、リンパの流れを助けてくれます。
◆ 逆戻りしないしくみ「弁」
押し出されたリンパが、逆方向に流れてしまっては困りますよね。
リンパ管の中には、ところどころに「弁」がついていて、一方向にしか進まないようになっています。
押されるたびに、弁をひとつ越えて、また少し前へ。
リンパは、そうやってゆっくり、ゆっくり進んでいきます。
そのスピードは、血液とはくらべものにならないほど、のんびりしたものです。

◆ 動かないと、リンパは滞りやすい
ポンプがない、ということは、からだを動かさないと、
リンパの流れがぐっとゆっくりになってしまう、ということです。
長いデスクワーク、立ちっぱなしのお仕事、飛行機や新幹線での長い移動。
夕方になると足がパンパンになるのは、ふくらはぎの筋肉があまり動かず、リンパや血液を下から押し上げる力が弱くなっているからです。
ふくらはぎが「第二の心臓」と呼ばれるのは、このためなんです。
緊張やストレスで呼吸が浅くなっているときも、呼吸の力を借りにくくなります。
筋肉がこりかたまって動きにくくなっているときも、ポンプの力は弱まりがちです。
◆ 座ったままできる、ふくらはぎのポンプ体操
足首まわし
椅子に座ったまま、片足を少し浮かせて、足首をゆっくり大きく回します。
内回し、外回し。反対の足も同じように回します。
かかとの上げ下げ
座ったまま、または立って、かかとをゆっくり上げて、ゆっくり下ろします。
ふくらはぎがぎゅっと縮んで、ゆるむ。その動きが、そのままリンパのポンプになります。

◆ 最後に
リンパを流すいちばんの近道は、こまめにからだを動かすこと。そして、深く呼吸をすることです。
こりかたまった筋肉をほぐしておくことも、リンパの流れを助けることにつながります。
かくれ家では、もみほぐしで固まった筋肉をゆるめ、
トリプルフローマッサージで気・血液・リンパの3つの流れを整えています。
次回は、リンパが「どこへ向かって流れているのか」。
全身のリンパが最後にたどり着く、ゴールのお話です。
リンパの滞りが気になりましたら、
かくれ家でいつでもお待ちいたしております。
はじめての方へ。
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ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
『かくれ家』のことをもう少し感じていただけるように、
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