おねしょの相談を受けて思い出した、母の「手当て」と足の冷えの話
先日、お客様からこんなご相談をいただきました。 「下の子が生まれてから、お兄ちゃんがおねしょをするようになってしまって……。もう数年経って、小学生になっても治らなくて。何か“効く反射区”はありませんか?」
お子様のことを想う、お母様の切実な悩み。 そのお話を聞いたとき、私は少しだけ胸がきゅっとなりました。
なぜなら――実は私自身も、小学1年生の頃までおねしょをしていたからです。
今日は、その少し恥ずかしい体験談と、そこから学んだ「手当て」の力、そして私が思う「反射区と冷え」
の関係について書いてみます。

西宮・夙川で感じる、子どもの“がんばり”と心の緊張
「お兄ちゃん・お姉ちゃんになる」ということは、大人が思う以上に大きな出来事です。
- それまで自分を見てくれていたお母さんを、弟や妹に“取られた”ような寂しさ
- 「自分が上なんだから守らないと」という責任感
- 「もっと見て」「振り向いて」という、言葉にならない想い
日中はがんばれても、夜になると不安が膨らむ感覚。 今思い返すと、私の場合はこうした心の緊張が、おねしょの大きな原因のひとつだったように感じています。
子どもは、がんばり方が上手です。 でも、“ほどく”ことは上手じゃない。
だからこそ、夜に緊張がほどけた瞬間に、体がうまくコントロールできなくなることがあるのかもしれません。

母がしてくれたのは、「おまじない」でした
私の母がしてくれたことは、特別なことではありません。 反射区の知識があったわけでもないと思います。 ただ、毎晩こうしてくれました。
お腹をやさしくなでながら、静かな声で 「今日はきっと大丈夫」 と“おまじない”をかけてくれたこと。
そして、足を触って 「あら、冷たいね」 と言いながら、足をさすって温めてくれたこと。
強い刺激は一切ありません。 ただ、あたたかい手が、ゆっくり私の不安をほどいていく感覚だけが残っています。
これこそが、文字通りの手当て(手を当てる)だと、今でもはっきり覚えています。

『かくれ家』として見る「冷え」と、腎・膀胱のサイン
その後この道に入り学んでいく中で、私の体験に“答え合わせ”が増えていきました。 反射区や東洋医学の考え方では、
腎(じん)・膀胱(ぼうこう)は、冷えや不安(こわさ)と関係が深いとされます。
- 足が冷える。
- 体の奥が冷える。
- 緊張が抜けにくい。
すると、夜のコントロールがうまく働きにくくなる――。
もちろん原因は一つではありませんし、「これを押せば治る」という単純な話でもありません。 ただ、少なくとも冷えをゆるめることは、子どもの体と心にとって“損がない”土台づくりになりやすいと感じています。
おねしょで悩む子に、まずしてあげたいこと
「反射区はどこですか?」と聞かれたら、私はまずこうお伝えします。
難しい場所を探す前に、足を温めてあげてください。
子どもの場合は、「老廃物を流す」「強くかき出す」よりも、安心する刺激のほうが大切です。
おうちでできる、やさしい足のケア(1〜3分でOK)
- 足首〜足先を、手のひら全体で包む
- かかとを「ぎゅっ」ではなく「ふわっ」と支える
- 足の裏をこするのではなく、ゆっくり撫でる
- 「冷たいね」「今日はがんばったね」と声をかける(ここが大事)
“整体”のような矯正もいりませんし、強い“もみほぐし”も必要ありません。 リンパを流すような発想より、安心と保温が先です。
そして、もし可能なら最後にひと言だけ。 母がくれたのと同じように。
「今日はきっと大丈夫。」
この言葉が、子どもにとっては“体のスイッチ”になることがあります。
※メンタル面や「腎」に関わる反射区については、以前こちらの記事でも詳しく書いています。大人の方の「心の疲れ」にも通じる内容です。
『かくれ家』の施術の原点は、母の手でした
反射区を刺激することは、もちろん体にとってプラスになることがあります。
便利なおねしょズボンなどの工夫も、お互いのストレスを減らす良い方法です。
でも結局のところ、子どもにとっての特効薬は――
お母さんのおまじないと、あたたかい手当てなのかもしれません。
西宮・夙川の小さなサロン『かくれ家』で私が大切にしているのも、まさにここです。
「お客様お一人お一人を、自分の家族だと思って手当て(施術)する」
技術はもちろん、それ以上に「温かい手で、心を込めて触れる」ことを大切にしています。
もし、最近ずっと緊張が抜けない。 眠りが浅い。 体が冷えやすい。
そんな感覚が続いているなら、どうぞ無理をため込まずに。
静かに力が抜ける時間を、取り戻しにいらしてください。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
『かくれ家』のことをもう少し感じていただけるように、
サロンの想いや空間をこちらで紹介しています。