心がほどける場所
心がほどける場所
作:かくれ家
泣きたい日って、
理由が分かっている日よりも、
分からない日のほうが、
心はずっと辛いです。
がんばったわけでもない。
誰かに傷つけられたわけでもない。
なのに、
胸の奥がじわっと熱くなって、
涙の出口だけがひらいてしまう日があります。
そんな日は、
無理に閉じなくていいのです。
涙は、“弱さ” ではないですから。
身体の奥にたまっていたものが、
ようやく外へ出るための小さな窓を
そっと開いてあげましょう。
涙を出すとすこし楽になるのは、
気持ちが軽くなるからではなくて、
身体がゆるむからなのだと思います。
呼吸が深くなり、
肩の位置がほんの少し落ちて、
背中の緊張がほどけていく。
涙が止まったあとにくる
“静かな疲れ” は、
心が自分を守るために
必死でがんばっていた証。
ただ、温かい手に触れられたり、
ゆっくり深呼吸をするだけで、
心は勝手に整い始めます。
泣きたい日には、
泣ける場所が必要です。
かくれ家は、
そんな日のためにあるのかもしれません。
元気なときに来る場所でもいいし、
泣きたい日の帰り道に寄る場所でもいい。
あなたが、
あなたのまま戻ってこられるように、
そっと温めるだけの場所を
用意しております。
そのままのあなたで
いらしてくださいね。
おしまい
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ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
『かくれ家』のことをもう少し感じていただけるように、
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