はじめに
『かくれ家』のブログをご覧くださりありがとうございます。
今日は、お客様からよくご質問をいただく「ホットストーン」についてお話しします。
「ホットストーンって、どのコースで使うのですか?」
「私の時には使わなかったのはなぜ?」
とお思いの方、いらっしゃるかもしれません。
この問いには、かくれ家が大切にしている“施術への向き合い方”が隠れています。

🌿かつては“オプション”として存在していました
以前の『かくれ家』では、ホットストーンを追加するオプションメニューを設けていました。
もみほぐしのコースでも+1,000円でお腹や背中を温める、とても人気のある内容でした。
けれど施術を重ねるうちに私は感じたのです。
「ホットストーンを使う・使わないを“料金”で分けることが、
本当にお客様の身体のためになっているのだろうか?」
冷えている方には温めることが必要です。
でも、その方がオプションを選んでいなければ使えない──。
それは“かくれ家の施術”とは違うと気づきました。
だから私は、ホットストーンを「道具のひとつ」として扱うことに決めたのです。
🔥トリプルフローマッサージでは“ノイル”とともに流す
トリプルフローマッサージでは、ホットストーンを肌に直接あてて施術致します。
このとき、使用するのがかくれ家特製のブレンドオイル「ノイル(Noil)」。
ノイルとともにホットストーンで流しています。
氣を、血を、リンパを、コリを、そして疲れを──。
肌の上を滑るストーンとノイルが、
深い温もりを体の奥へと届け、三つの流れをゆるやかに整えていきます。
温めながら、ほぐし、流す。
“トリプルフロー”の名の通り、全身がひとつの巡りへと変わっていく時間です。

🌸もみほぐし・極上快眠リセットでは“服の上から”
一方、もみほぐしや極上快眠リセットでは、
ホットストーンを服の上から使う場合があります。
お腹の冷えが強いとき、
深部の張りが取れにくいとき、
その日の体の状態を見て「今は温める方が良い」と判断したときにだけ、
ストーンの温もりをそっと添えます。
すべての方に使うわけではなく、
その方の体が必要としたときだけ──。
それがかくれ家の考える“最善のケア”です。
🌿「必要なものを、必要なだけ。」
ホットストーンを使う・使わないは「差」ではなく、「最適化」です。
体が温まっていれば使わず、
冷えていれば温め、
緊張が強ければ手のひらで、
重さが残れば肘で。
毎回の施術で「今日はどうすればこの方の体が軽くなるか」を感じ取りながら、
その瞬間のベストな方法を選び取っています。
☘おわりに
ホットストーンは、特別な追加メニューではありません。
必要なときにだけ登場する、もうひとつの“私の手”。その温もりが、あなたの身体の声に静かに応えるように──。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
『かくれ家』のことをもう少し感じていただけるように、
サロンの想いや空間をこちらで紹介しています。